台湾で食品をPR、市内3事業者が出展の報告

7月24日、第34回台北国際食品見本市の出展報告会が行われ、市内3事業者が現地の様子や今後に向けての取り組みなどを報告しました。
フードタイペイと呼ばれ、アジア最大規模といわれるこの食品見本市。本年は6月26日から29日にかけて台湾の台北市で開催され、2,688の出展者、47,812人の来場者があったと発表されています。
市では、出展が海外販路開拓の機会となると考え、今回初めて市内事業者の出展費用の一部を支援。市海外販路開拓事業実行委員会で決定した3事業者が参加し、広大なホールに設けられた恵那市ブースで、それぞれ持ち込んだ商品をPRしました。
この日市役所で行われた報告会では、3事業者が、実際に現地でブースに立ったり商談を行ったりして感じたことや、今後に向けた課題などを報告しました。
報告内容
有限会社良平堂
取締役 近藤薫(かおる)さん

台湾では日本以上に健康志向が強く、糖分を気にしていました。現地のニーズに合わせた改良や原材料のPR方法の工夫、ストーリーを持たせたブランディングの構築などが必要だと感じました。ターゲットをどこにして、どこで販売するのか、今後よく検討したいと思います。
恵那市ブースは、試食や試飲で活気のある展示ができました。初めての海外展示会というとても良い機会をいただいたので、これを第一歩として、次につなげられるようにしたいです。


岩村醸造株式会社
代表取締役 渡會充晃(みつてる)さん

コロナ前は台湾にも出荷していたが、コロナ禍で出荷がなくなった状態です。台湾は親日ではあるが、日本酒は市場で飽和状態。現地で名刺交換をした相手とのやりとは続いているが、今までも、海外との取引は顔の見える相手と関係を築きながらやってきました。今回も、継続して出展することが必要だと思います。
今後、商談会などにも積極的に参加する他、現地で例えば飲食店を貸し切りにしてイベントを開催するなども検討していきたいです。


マルコ醸造株式会社
代表取締役 小木曽智彦(ともひこ)さん

多くの方が日本語で質問をしてくれて、親日を感じました。五平たれの試食をしてもらいましたが、台湾にすでに輸出されているものは現場での販売も可能だったので、事前に準備をしておくとよいと思いました。パンフレットも、商品を絞り込んで、その商品の魅力にこだわったものにする必要があると感じました。
現地の好みに合わせた味にするなどの工夫や、補助金を活用して設備を導入しながら製造効率を上げるなど、原価を落とす方法も模索していきたいです。


現地の様子

記者会見での撮影

歓迎会でのあいさつ

商談会で恵那市をPR

にぎわう会場

恵那市ブース
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更新日:2024年07月30日