スタートは正しく知ることから 市人権同和講演会を開催

同和問題の歴史を語る

人権イメージキャラクターの人KENまもる君と人KENあゆみちゃんを紹介
2月5日、岐阜市黒野共栄館の梅田貴昭(たかあき)館長を講師に招き、市人権同和講演会が開催されました。同講演会は、部落差別(同和問題)について理解を深めようと、毎年行われています。本年は「『誰か』のことじゃない~スタートは正しく知ることから~」をテーマに行われ、約110人の市民らが集まりました。
講師の梅田さんは元小学校教諭。最後に勤務した学校で、コロナによる3カ月間の臨時休校を経験しました。その中で、子どもたちのたくましさを実感する一方、過去の疫病と同じように人権侵害が発生している現状に気付きました。コロナ禍を経て「正しく知り、正しく恐れ、正しく対応する」ことの大切さを学んだと語りました。
梅田さんは、人権を「誰かのためにと思う気持ちそのもの。空気のように当たり前にあり、ないと息苦しいもの」だと説明しました。同和問題の歴史を紹介した後、現代にも差別がはびこっていることを指摘。差別解消のために「まずは知り、分かり合い、自分のできることを行動する」べきだと呼びかけました。
会場からは「知ることが大事であり、知らないことが問題であることを認識した」「今まで人権や同和問題を難しく考えていたが、身近なものとして捉えれば良いとわかった」などの意見がありました。
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更新日:2025年02月07日