市内最年少の防災士と市内初の聴覚障がい者の防災士が誕生

更新日:2025年02月17日

資格取得を報告する田口さんと北原さん

市内で最年少となる防災士資格を取得した大井小学校5年生の北原那砂さんと、市内初の聴覚障がい者防災士となった市聴覚障害者福祉協会事務局の田口喜久子さんが2月12日、市役所を訪れ市長に資格取得を報告しました。

市では地域の防災力向上を目指し、「防災アカデミー」を実施し、防災士認証試験合格者への費用補助も行っています。

北原さんは市少年消防隊の一員として活動し、防災知識を深めたいと昨年開催された防災キャンプにも参加しています。「私はとても怖がりで、地震が一番怖い。地震の仕組みを知れば少しは怖くなくなると思い、資格を目指しました。合格できて自信がつきました」と資格取得を喜びました。

一方、田口さんは昨年発生した能登半島地震の際、車の運転中で揺れに気づかず、後からニュースや手話で地震を知りました。そこで、「聞こえないからできないではなく、自分から動かなくては」と資格取得を決意。手話通訳とともに防災アカデミーに参加して学びを深め、見事合格しました。「災害時には音声放送が多く、ろう者は孤立しやすい。黄色いバンダナなどを活用して積極的に意思疎通を図ってほしい」と呼びかけました。また、「今後はろう者向けの講習会を開き、命を守る知識を広めたい」と意欲を見せました。

市では引き続き、防災士資格取得支援を通じて地域全体の防災力向上に取り組む予定です。

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