美術館にスポンサー制度を提案、サラダコスモが文化庁長官賞

更新日:2025年02月21日

 中山道広重美術館のスポンサーである株式会社サラダコスモ(中津川市)代表取締役の中田智洋(ともひろ)氏が文化庁長官表彰を受け、2月19日、市長に報告に訪れました。
 同社は平成29年、同館にスポンサー制度による入館無料日を提案。以降、他企業にも賛同を呼びかけスポンサー制度を拡大させてきました。その功績が評価され、令和6年12月17日、文化庁から表彰を受けました。
 中田氏はスポンサー制度を提案したきっかけを、「ニューヨーク近代美術館を訪れた際、たまたまユニクロがスポンサーの無料デーを実施しており、多くの人が喜んで観賞していた。地元で取り入れたいと考えたときに中山道広重美術館を思いついた」と説明しました。当時、スポンサー制度は日本の美術館では例のない取り組みでしたが、制度は徐々に拡大。本年度は地元企業も含む6社が同館のスポンサーとなり、1年分の観覧料相当額を負担することで、水曜日と金曜日が終日入館無料日となっています。
 今回の表彰に対して中田氏は「どの企業も経営が厳しい中で賛同してくれている。今回は6社の活動が評価されたということであり、それがうれしい」と喜びました。小坂市長は「今回は、長年の活動が受賞という形となって表れたもので、市としても大変うれしい。さまざまな文化活動への支援にも感謝している」とお祝いと感謝を述べました。
表彰を喜ぶ中田社長と美術館理事長ら

フリーウェンズデー・フリーフライデー

中山道広重美術館は、より多くの方に気軽に来館してもらえるよう、観覧料を無料とするフリーウェンズデーとフリーフライデーを実施しています。令和7年3月31日までのスポンサーは、水曜日が株式会社エナ重機、ナカヤマ・グループ、株式会社デジタ、金曜日が株式会社銀の森コーポレーション、カネコ・楽園住宅・木Point、株式会社サラダコスモちこり村となっています。

開催中の展覧会

企画展「江戸名所ガイドブック」

  • 会期 2025年2月28日(金曜日)から3月30日(日曜日)
  • 時間 午前9時30分から午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 観覧料 520円(18歳以下無料)
    毎週水曜日はフリーウエンズデー、毎週金曜日はフリーフライデー

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