地域防災力を高める　明光化成が消防庁長官表彰を受賞

明光化成工業株式会社（明智町）が、本年度の消防庁長官表彰　消防団等地域活動表彰（事業所表彰）を受賞し、3月19日、市長報告に訪れました。

本表彰は、地域防災力の向上や消防団員の確保に貢献した事業所を、総務省消防庁が表彰するもの。今年度は全国で23事業所が、県内では2事業所が受賞しました。

明光化成工業には、従業員のうち15人が消防団に所属しています。同社は火災や災害で出動要請があったとき、団員らがすぐに出動できるよう対応し、出動証明書があれば、出動していた時間も出勤扱いとするなどの支援が評価され、今回の受賞に至りました。

岩月康宏（やすひろ）代表取締役は「消防団員として活躍する社員らのことを誇りに思い、感謝しています。今後も事業所を挙げて地域防災に努めていきます」と述べました。

水野富夫（とみお）市消防団団長は「5年前1200人いた消防団員は、現在630人まで減少してしまいました。命を守るため、勤務時間中でも融通を利かせて出動してくれる、恵那の見本となる事業所です」とコメント。

小坂市長は「仕事を置いて突然出動するのは難しい。それを出勤扱いにするなどの事業所の体制が素晴らしいです。市としてこの取り組みを大きくPRしていきます」と笑顔で話しました。