若い感性で地域再生! ZEN大学生が描く空き家活用術

更新日:2025年08月08日

集合写真

7月30日、本年4月に開学したオンライン大学「ZEN大学」の学生が恵那未来キャンパスで、岩村町にある市所有の教職員住宅を活用するためのリノベーション案を発表しました。

この取り組みは、昨年5月に市と学校法人日本財団ドワンゴ学園・学校法人角川ドワンゴ学園が締結した包括連携協定の一環として実施されたものです。今回参加した学生5人は、実際に7月28日から教職員住宅に滞在し、市内の事業者と協力しながらリノベーション案の検討と作成を行いました。

学生らは、住宅を移住希望者向けの「お試し住宅」として活用することや、ZEN大学の学生の活動拠点とすることなどの案を検討。1階部分には吹き抜けの交流スペースを設け、視覚的にも開かれた空間を演出しました。2階部分はプライベートに配慮した設計とし、居住性を高める工夫が盛り込まれています。

北海道から参加した三春咲桜(さくら)さんは、「恵那市には初めて来たが、市街地と岩村町では異なる雰囲気があることが魅力だと思った。そんな岩村町の特色を生かした建物にリノベーションしていけたら」と語りました。

学生の発表を受けて、協力事業者の金子建築(長島町)の堀さんは、「短い時間でよく作り上げた。学生さんたちの思いをできる限り形にしていきたい」と話しました。

今後は、この案を基に市が設計・施工を進め、来年春に住宅のリノベーションの完成を目指します。また、11月から12月にかけては学生が再び恵那市に滞在し、工事にも参加する予定です。

発表の風景

発表する三春さん

工務店と確認

発表会後も協力業者と意見を交わす学生たち

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