恵みの雨の中 次米抜き穂祭を開催

奈良県明⽇⾹村で発掘された⽊簡に、「天武6年(677年)に恵奈の⾥から朝廷に次⽶が献上された」と書かれていた史実にちなみ、恵那の米文化を次世代に伝えることを目的に始まった「恵奈の⾥次⽶(すきまい)みのり祭」。春の田植えに引き続き、稲刈りに当たる「⾥次⽶抜き穂祭」が9⽉20⽇、⻑島町正家の斎⽥で⾏われました。
5月のお田植え祭に続き雨天のなかでの開催となりましたが、例年を上回る約400人が訪れました。
同実行委員会会長の河村尚徳(なおのり)さんが「土砂降りの中植えた苗も順調に育ち、まずまずの出来栄えとなった。この祭りも来年で15周年。これからも末永く続けていけたら」とあいさつ。
神事が行われた後、岩村城女太鼓や三味線、抜き穂唄に合わせ、地元小中学生や関係者などが24人が早乙女姿などで田んぼの周りを踊る中、11人の稲刈り衆が鎌で稲を刈りました。最後には恒例の100臼の餅投げが行われ、参加者は刈り取ったばかりの⽥に⼊って、夢中で餅を拾いました。
早乙女として参加した三宅楓梨(ふうり)さん(恵那西中学校3年)は「小さな頃に一度参加し、今回は母に誘われて参加した。たくさんの人の前で踊るのは緊張したけど楽しかった。また参加したい」と笑顔で話しました。

河村会長あいさつ

神事

田の周りを踊る早乙女

田の周りを踊る早乙女

鎌を振る稲刈り衆

恒例の餅投げ
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更新日:2025年10月03日