2006年11月15日(48号)

更新日:2020年01月30日

シクラメン発祥の地 恵那市

20061115表紙

  冬の代表的な花―シクラメン。しなやかに伸びた花茎、チョウが舞い降りたような花は、花びらが上に反り返ることから和名「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれます。今から約90年前、この愛らしい花に一生をかけた人物がいました。恵那シクラメンの生みの親、伊藤孝重さんでした。

伊藤さんは、明治29年、東野の養蚕農家に生まれ、上田蚕糸専門学校(現信州大繊維学部)の修学旅行中に出会ったシクラメンに魅せられ、当時大井ダムの建設に携わるアメリカ人技師の奥さん(ドイツ人)の勧めで栽培の道に。日本での栽培は大変珍しかった時代に独学で取り組み、昭和初期に成功させました。その後、自ら販路を拡大し、恵那を全国に誇るシクラメン産地に育てました。

シクラメンは、JR恵那駅前のシクラメンまつり(今年は11月25日に開催)をはじめ、商店街の活性化やまちづくりにも一役かっています。またボンネットバス・トコトコぼんちゃんのコースにも組み入れられています。

(参考 恵那市市制45周年記念市勢要覧「響」)

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