恵那市岩村町本通り重要伝統的建造物群保存地区

更新日:2021年09月28日

伝統的建造物群保存地区

概要

岩村町の伝統的建造物群保存地区(以下「伝建地区」)は、平成10年に全国で48番目に国の選定を受けました。地区の面積は約14.6ヘクタールです。

江戸時代には岩村藩の城下町、東濃地方の政治、経済、文化の中心として栄え、町に置かれた問屋(現在の公開施設、木村邸宅・勝川家が問屋でした)が町人の住む地区を運営するとともに藩財政を支えました。
明治維新後廃藩置県に伴い城下町としての地位は失いましたが、明治39年の岩村電気軌道の開設など近代化が進められ、江戸時代の城下町から現在の岩村駅に向かって急速に発展しました。そのため枡形付近を境に、江戸時代のまちなみと、明治大正のまちなみに分かれています。

この伝建地区を後世にわたり、末永く存続させるための補助としてまちなみ保存事業を国の協力で行っています。主に家屋の外観を対象に、古写真などを参考に痕跡調査を行い、昔の家はどのような扉や窓だったのかなどを検証して、復元や修理を行うことで、昔の人が闊歩(かっぽ)した往時の岩村の様子を再現する目的で行われています。

今後もこうした地道な活動を通して、地元住民や市民だけでなく全国からさまざまな人との交流を図りながら、町並みの保存を行っていきます。

対象地域

岩村町本通り伝統的建造物群保存地区

(近世と近代の町屋が調和した商家町)

伝建地区地図

伝建地区内の公開施設

  • 木村邸

(恵那市指定文化財、休館は月曜日、入館料無料)

  • 江戸城下町の館勝川家

(恵那市指定文化財、休館は火曜日、入館料無料)

  • 工芸の館土佐屋

(恵那市指定文化財、休館は水曜日、入館料無料)

  • 旧石橋家

(不定休、入館料無料)

  • いわむら美術の館

(休館は金曜日、入館料は無料)

  • 上町まちなか交流館 「城下町ホットいわむら」が管理運営をしています
  • 恵那市観光協会岩村支部 電話番号0573-43-3231

アクセス方法

鉄道  明知鉄道岩村駅から徒歩5分

自動車 中央自動車道恵那インターから車で20分

地区内にお住まいの方へ

 地区内の建物の外観を変更する場合(修繕、改修、新築、室外機覆い・看板・工作物の設置など)には現状変更行為許可が必要です。補助金の支払い対象となる工事もありますので、是非ご検討ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課 歴史資産整備係 

〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎4階

電話番号:0573-26-6853
ファクス:0573-26-2189