ポーランドの美術博物館長が広重美術館を訪れる

更新日:2024年02月01日

浮世絵を見るノヴァク館長

 本市とポーランド共和国は、東京オリンピックホストタウン事業をきっかけに交流を続けています。昨年8月には、同じ浮世絵版画をコレクションに持つ日本美術技術博物館マンガ(ポーランド共和国クラクフ市)と中山道広重美術館が「友好協力に関する協定書の締結に向けた覚書」を取り交わしました。

 1月28日から31日まで、同博物館のカタルジナ・ノヴァク館長が本市を訪れ、3月に予定している両館の友好協力の協力締結に向けた協議や、恵那北中学校の生徒との交流、市内視察などを行いました。

版画刷り体験をするノヴァク館長

 1月30日は中山道広重美術館を訪れ、展示の鑑賞や版画の重ね摺(ず)りを体験。初めて恵那を訪れたノヴァク館長は「山と川の風景が素晴らしく、広重の浮世絵に出てくる中山道大井宿を見ることができてうれしかった。浮世絵の保存・展示方法やワークショップなど、役立つ情報を交換していきたい」と笑顔で話しました。その後は学芸員の指導を受けながら、広重の「名所江戸百景・深川洲崎十万坪」を摺り体験。完成した版画を見て「素晴らしい」と感動した様子でした。博物館に体験摺りセットを持ち帰り、ポーランドの人たちにも楽しんでもらえるように企画展で使いたいと話しました。

 中山道広重美術館の伊藤英晃館長は「同じ作品を持っているので、展示方法や保存方法など、お互いの知識を伝えることができた」と話しました。

これまでの交流

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