メキシコの学生と壁画を制作 恵那高生が文部科学大臣賞を受賞

更新日:2025年04月02日

説明する川崎さんと加藤さん

恵那高校の英会話部が、アートマイル国際協働学習プロジェクトで初めて文部科学大臣賞を受賞し、3月24日、恵那高校で表彰式が行われました。表彰式では、部長の川崎蓮佳(れんか)さん(当時2年生)と副部長の加藤唯花(ゆいか)さん(当時2年生)が(一財)ジャパンアートマイルの塩飽隆子(あつこ)理事長から賞状を受け取り、作品に込めた思いを語りました。

加藤さんは「1年間の学びをぎゅっと詰め込むことができました。今回考えた町の活性化や空き家の活用法を生かし、恵那市の未来に貢献していきたいです」と話しました。

本プロジェクトは、海外の学校とオンラインでSDGsの課題について学び合い、メッセージを込めた壁画(1.5m×3.6m)を共同制作する国際学習プログラムで、昨年度はマダガスカルの高校生と壁画を制作しました。

8回目となる今回は、昨年6月から本年3月にかけてメキシコの「セシテ・ハリスコ高校」の生徒たちと協働学習に取り組みました。

SDGsのゴール11「住み続けられるまちづくりを」とゴール15「陸の豊かさを守ろう」をテーマに学びを深めた両校。日本は人口流出による空き家の増加や人工林の放置、メキシコは若者の出稼ぎによる人口流出や高失業率による住宅喪失が問題となっており、加えて山火事や違法伐採、水不足も深刻であることを学びました。そこから「もし自分が恵那市とトナラ市の市長ならどうするか」を考え、壁画の下半分に現状を、上半分に私たちがつくりたい未来を描くことにしました。

恵那高校は、森林管理や子ども食堂など空き家活用による交流の場を、メキシコは動物シェルターや自転車専用道路を描き、持続可能で住みやすいまちを表現しました。壁画中央には、それぞれの国を象徴するキジとワシを描いて、明るい未来に向かって自分たちの翼で羽ばたいていこうという思いを込め、壁画「Soaring into a Greener Future with Our Wings」を完成させました。

作品を持つ英会話部の皆さん

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